小説星と祭りで語られた十一面観音を、訪ねるコース。 湖北の十一面観音はこの小説で広く知られるようになりました。
発着駅 JR高月駅 最終 JR永原駅もしくはJR塩津駅
がっちりした体格の観音様である。頭の仏面は小さく、しかも煤けて真っ黒になっており、殆ど彫りや刻みは判らない。 いつか体だけに漆が塗られたらしく、体だけが黒く光っている。
木造十一面観音 平安期 重文
高い仏面を戴いたその面を仰いだ瞬間、いつしか大三浦と一緒に見た石道寺の十一面観音に似ていると思った。 これもどことなくこの地方の人の面輪を持っている感じで、素朴で美しかった。 石道寺の観音様のモデルを村の娘とするなら、この方は村の内儀さんということになる。
十一面観音立像 平安期
胸のふくらみは殆どなく、総体にきりっとした体つきで、C純な乙女の体がモデルに使われてでもいそうに思われる。 以前は全身金色に輝いていたのであろうが、いまは大部分が剥げて黒くなっている。
〒529-0425
滋賀県長浜市木之本町木之本1545
TEL.0749-82-2135
FAX.0749-82-3217
営業専用
TEL.0749-82-2880
FAX.0749-82-3217
北陸線木之本駅駅舎前