高月・大円寺(たかつき・だいえんじ)の観音様は戦国時代・賤ヶ岳の合戦の際には、隆盛を極めた大円寺 観音堂も尊殿・伽藍もことごとく焼失してしまったが、ふしぎな事に球世大悲の観音像は、自ら火難を逃れ、東方に半町余歩離れた石の上に立ち、そのお姿は美しく光り輝いていたと伝わっている。
宇根・冷水寺(うね・れいすいじ)の十一面観音は、戦火に焼かれた胎内仏を持つ鞘仏(胎内の旧本尊は平安期)近年、信仰の歴史を伝え、まちづくりに生かそうと、住民の手により「世界一小さい資料館・胎内仏資料館」がつくられた。
赤後寺(しゃくごじ)の千手観音・聖観音は、口伝によれば、柴田勝家と豊臣秀吉が戦った天正十一年の賤ヶ岳の合戦は熾烈極まるものであり、村の中を流れる赤川は、血により赤く染まったと言い、そのため赤川と呼ばれるようになったとも言われる。二体の尊像を背負った農夫たちは、赤川に尊像を沈め、柳の枝を覆って難を逃れたと伝わる。
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